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山形 肘折温泉 三春屋

2013-03-04
■訪問
2013年2月下旬 一人泊 二食付き @8550円

■アクセス
山形新幹線 新庄駅下車 肘折行き路線バスで1時間



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ニュースでは連日、青森県の酸ヶ湯で5メートル60センチを超す積雪で毎日記録を更新していると報じていた。



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同じく豪雪地帯である山形県にある肘折でもこの日、積雪の最高記録と並ぶ4メートル14センチに達したそうだ。バスに乗り、雪かきに追われる新庄の市街地を抜けて山へと分け入って行くと、車窓の風景は雪の壁だ。



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バスに揺られること1時間。だいぶ山奥まで来たなあと思っていると、突然パッと視界が開ける。山間の窪地にひっそりと佇むようにある小さな集落が見えた。肘折温泉だ。



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肘折温泉は開湯から1200年と歴史も古く、温泉街には風情ある旅館が立ち並んでいる。昔から湯治場として賑わっていたようで、何日も滞留する湯治客向けに自炊場が設けられている木造の鄙びた旅館が多い。



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そのせいか、おじいちゃんおばあちゃんばかりの印象だけど、お酒を買いに立ち寄った商店の店員さんが思いのほか若くて今風の可愛い子だったので一瞬怯んだ(笑) こういう場所では、てっきりおばちゃんが出てくるものだと思ったから。



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共同浴場からちょうどおばちゃんのグループが出てきた。湯治客だろうか、これが正しい風景なのだろう(笑) 通りにはお土産物屋さんや自炊をする湯治客向けの商店も多く、不便さはまったく感じない。さっきとは違う商店のおばちゃんは、東京から来た若い兄ちゃんが珍しいのかニコニコしながらたくさん話しかけてきた。若いと言ってもここの年齢層からすると若いって意味ね(笑)



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今回お世話になったのは三春屋さん。こちらも湯治宿だけど、料理をしない自分は二食付きで宿泊することにした。事前に調べたところ、肘折温泉は組合で管理する共同源泉を引いている宿が多いんだけど、この三春屋には独自の自家源泉があるそうで、そのお湯の評判も良かったのでこちらに決めました。



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受付けではジャズが流れています。CDのケースもたくさん並んでいて、そのミスマッチ感がなんとも(笑)



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館内は湯治宿らしく木造で古さは否めないけど、それがこういう湯治場では風情があっていいね。階段も急で、廊下を歩くときしむ音がして旅情をかきたててくれます。



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何日も滞留する湯治客が退屈しないようにかな? マンガがたくさんありましたよ。



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案内された部屋は三階のカギ付きドアのある部屋。ちなみに、湯治宿らしく部屋の戸が障子で隣室とは襖で仕切るだけという部屋もあったので、料金形態で違うのかも知れないです。



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部屋の窓からの眺めは、正面の宿と温泉街のメイン通り。ちょうどこの真下のメイン通りでは4月から11月下旬までの間、朝市が毎朝開かれているそうです。朝早くからおじいちゃんおばあちゃんで賑わうのかな。そういうのもなんかいいね。



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さてさて、それではさっそく温泉に入りましょうか。三春屋さんには一階に自家源泉の浴室、三階に共同源泉の浴室の二つの浴室があります。お目当ての自家源泉のお湯からいただきましょか。宿の玄関からすぐのところにあります。



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ちなみに三春屋さんにある二つの浴室は男女分けしてなくて、女性が入る時はこのような立札を入り口に立てかけます。その際は男性は遠慮してね。



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おお~、いい雰囲気ではありませんんか。3~4人でいっぱいになりそうな小ぶりの浴槽に潮汁のようなうっすらと白く濁った自家源泉のお湯が並々と注がれていましたよ。



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お湯は鉄分の多い泉質みたいで、浴槽の底や縁が赤茶けています。実際にお湯からは鉄サビのような金気臭と味がしました。塩分もあるみたいで少ししょっぱかったです。



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ふうぃ~。至福のひと時。湯温は熱すぎない適温で、浴感はサラサラとサッパリした感じがとっても気持ちいいお湯ですね。浴室の雰囲気も相まっていつまでも入っていたいお湯です。浴槽隅の湯口からは自家源泉が掛け流されてます。その湯口の上から少しだけ湧き水が流れ加水調整されてるみたいですが、成分が薄まった印象はまったくありませんでしたよ。



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はあ~。



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三春屋源泉を満喫したところで、湯冷ましにちょっとお散歩。温泉街のメイン通りはバスも通るので除雪されてましたが、一歩路地裏に足を進めるとそこは豪雪地帯。近隣の住民の方たちは雪かきに追われていた。



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東京から来ると一面の綺麗な雪景色についつい喜んでしまうけど、実際に雪国に暮らす人たちにとっては大変なことだろう。



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宿に戻って、今度は三階にある組合共同源泉のお湯に入る。



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こちらは一階の浴室よりも広く、洗い場もあります。こちらの浴室のほうが古さを感じますね。



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泉質は一階の独自源泉と変わらず、金気臭やしょっぱさも同じなんだけど、あきらかに違うように感じました。こちらのほうがちょっと熱めでもちろん気持ちいいのだけど、浴感はだんぜん自家源泉のほうが良かったな。



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温泉を堪能したら、食事の時間です。部屋まで持ってきてくれます。



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湯治宿の食事にしては品数も多く、近くの商店で買った地酒と共にいただきました。



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湯治宿なのでお酒の持ち込みもOKです。部屋には空の冷蔵庫もありましたよ。カギなしの障子の部屋にはあるかどうかわからないけど。



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食後の腹ごなしに、ちょっとお散歩。オレンジ色の街灯に柔らかく照らされた温泉街の雰囲気もよかったです。



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でも外は寒かったので、すぐに宿に戻って一階の自家源泉のお風呂へ。一人でゆっくりと寛ぎました。この日は自分の他にご夫婦が一組しか宿泊していなかったようで、終始貸切り状態でこの自家源泉の湯を何度も楽しみましたよ。ほんとこのお湯が気持ち良くて、気に入ってしまいました。



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浴室は通りに面しているため、外の街灯の灯りが磨りガラスを通してぼんやりと見える。その灯りを浴槽の縁に頭をあずけるように温泉に入りながら自分もぼんやりと眺める。そうやって山奥の湯治場の夜は静かに更けていく。



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朝ごはんはシンプルな湯治食。



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ここは一泊ではなく、連泊してゆっくりと過ごしたいなと思える場所でした。その時は自分も自炊しながらのんびりしたいな。















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■源泉
1階浴室 三春屋源泉(自家源泉) 掘削自噴
  ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(含重曹-食塩泉)(低調性中性高温泉)
3階浴室 組合2号、3号、4号源泉の混合泉 貯湯層
  ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低調性中性高温泉)
源泉掛け流し(湧き水による加水あり)
二つの源泉共に金気臭と塩分あり
24時間入浴可

■備考
古びた湯治宿でした。でも肘折温泉はそれがいい。周辺は同じように古い湯治宿が立ち並び、商店なども数件あるので、浴衣に下駄で湯巡りしてみるのもいいかも。季節によって宿の前では朝市が開かれているようです。
肘折温泉 三春屋(楽天)




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今回のお宿も、お得感満載って感じがしました♪
豪雪でも、雪国の方は逞しいですね☆
[2013/03/05 06:41] | たかCくん #- | [edit]
たかCくんさん

コメントありがとです。
この宿は自炊湯治がオススメですね。
そのほうがよりお得ですよ。
宿の食事はちょっと(^_^;)でしたから(笑)
お湯はサイコーでした。
[2013/03/06 19:01] | kanso-hadao #- | [edit]












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