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2012年に行った温泉

2012-12-31
■1月初旬
福島県 二岐温泉 大丸あすなろ旅館
福島県 二岐温泉 柏屋旅館

■1月下旬
新潟県 買掛温泉

■2月下旬
栃木県 塩原元湯温泉 大出館

■3月中旬
福島県 いわき湯本温泉 吹の湯

■4月初旬
群馬県 川古温泉 浜屋旅館

■4月下旬
宮城県 鳴子温泉 東多賀の湯
宮城県 鳴子温泉 西多賀旅館(日帰り利用)
宮城県 鳴子温泉 旅館すがわら(日帰り利用)
宮城県 東鳴子温泉 いさぜん旅館(日帰り利用)
宮城県 東鳴子温泉 高友旅館

■5月下旬
群馬県 草津温泉 高砂館

■6月初旬
山形県 滑川温泉 福島屋

■7月初旬
新潟県 松之山温泉 凌雲閣
新潟県 松之山温泉 鷹の湯(日帰り施設)


※ここまでのデータ消失


■8月初旬
青森県 あすなろ温泉(日帰り利用)
青森県 嶽温泉 高原の宿 山楽(日帰り利用)
青森県 新屋温泉(銭湯)
青森県 黄金崎不老ふ死温泉

■8月下旬
群馬県 松の湯温泉 松渓館
群馬県 川原湯温泉 聖天様露天風呂(共同浴場)

■9月中旬
群馬県 草津温泉 極楽館

■9月下旬
福島県 木賊温泉 川原の露天風呂(共同浴場)
福島県 木賊温泉 民宿若松屋(風呂なし)
福島県 檜枝岐温泉 駒の湯(日帰り施設)
福島県 湯ノ花温泉 本家亀屋
福島県 湯ノ花温泉 湯端の湯(共同浴場)
福島県 湯ノ花温泉 天神の湯(共同浴場)
福島県 湯ノ花温泉 弘法の湯(共同浴場)
福島県 湯ノ花温泉 石湯(共同浴場)


■11月下旬
岩手県 大沢温泉 自炊部
岩手県 松川温泉 松楓荘

■12月下旬
群馬県 草津温泉 新潟屋旅館
群馬県 沢渡温泉 まるほん旅館




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岩手 松川温泉 松楓荘

2012-12-12
■訪問
2012年11月下旬 一人泊 二食付き @6800円(平日割引)

■アクセス
JR東北新幹線盛岡駅からバス松川温泉行き約1時間45分松楓荘口下車




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大沢温泉を後にして、JR東北本線の車窓から長閑な風景を眺めつつ花巻駅から揺られること約40分、盛岡駅に降り立った。道行く女性のファッションを見て都会だなあと思う(笑)。ここから目的地の松川温泉までは約2時間の路線バスの旅だ。



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駅周辺の繁華街を抜けると直ぐに目に飛び込んでくるのが岩手山。この岩手山をぐるりと回り込むようにバスは進むので、その雄姿は常に視界に入ることになる。見える景色がとにかくだだっ広い。バスの通りすがりに民家の軒先に葉の枯れ落ちた木が見えて、柿の実だけがその木にぶら下がっていたのが印象的だった。



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さすがにバスに約2時間も揺られていると、辺りの景色も相まって「遠くへ来たなあ」という実感が湧いてくる。八幡平のリゾート地辺りから雪景色となり、さらにバスは山深く進んで「松楓荘」という看板がポツンとあるだけの辺鄙な場所でバスを降りることになった。乗客は自分一人だったので、バスの運転手さんが心配したのか「帰りは何時だい?」と聞いてきた。バスの本数がもう残り少ないのだろう。「明日だよ。泊まりなんだ」そう伝えると運転手さんも安心したのか「そうか」とだけ言い残してバスを走らせて行った。言葉少なな東北人との何気ない会話に心が温まった。



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バスの通る県道から脇道に逸れて、雪でぬかるんだ砂利道を下っていくと今日の宿が見えてきた。今回の旅に出発する前は黄色く色着いた銀杏並木の下を歩いていたというのに、この雪景色との差に目と身体がついていけなかった。異空間にポンと投げ出されたような不思議な感覚は、約2時間のバスでの移動では払拭するのに時間が足りないようだ。遠くまで来たなあとは思えど、ここにいるという確かな手応えがなかった。旅とは不思議なものだ。



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そんな時、地元の人や宿の人とのちょっとした会話、そして肌で感じる空気や温度が自分をここに繋ぎ止めてくれる。山小屋を連想させる木造の鄙びた佇まいの宿の前に立つと硫黄泉独特のタマゴ臭が鼻孔をくすぐり、深く吸い込むとそれまでぼやけていたものが鮮明になった気がした。



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松川温泉の元湯「松楓荘」はその鄙びっぷりから歴史も古く、1062年に発見されて1743年(寛保3年)に開業されたのが始まりなんだそうだ。どおりでタイムスリップに身体がついていかないわけだ。



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売店やネコとおかみの間?とかある雑然としたフロントで記帳を済ませ、仲居さんに部屋へと案内してもらう。フロントから奥へと延びる廊下に部屋が一列に並んでいる様は、どこか湯治宿の雰囲気を漂わせていた。仲居さんの話では、今日は空いているが先日までは紅葉と温泉目当てのお客さんでたいへん賑わっていたそうだ。一人静かに温泉に入りたい自分としては、やはり紅葉シーズンを外して正解だった。でも紅葉した松川渓谷も綺麗だったろうな。



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仲居さんの説明では、洗面所の蛇口から出る水は確か湧水だったかな? とても美味しい水なんだそうだ。空になったペットボトルに汲んで風呂上りに飲むと、確かに美味かった。



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部屋は二階の山側の狭い部屋だった。できれば渓谷美が望める部屋が良かったけど、一番安いプランだったので仕方がない。まあ、気ままな一人旅にはこれで必要十分だ。



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部屋にエアコンやストーブといった暖房器具はなく、その代わりにこのようなパイプが部屋の隅を這っている。このパイプの中へ温泉の蒸気を引き込み、暖房に利用しているそうだ。これがものすごく暖まる。外は凍てつく寒さだというのに、部屋が暖まり過ぎて窓を少し開けて寝たくらいだ(笑)。館内の廊下にもこのパイプが設置されているので、滞在中は寒さ知らずだった。



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窓の外には小鳥の巣箱? いやいや、これはきっと天然の冷蔵庫に違いない。ということで、とりあえずビールなんかを置いてみる(笑)。部屋に冷蔵庫はなかったからね。風呂上りに取り出すと、これがいい感じでキンキンに冷えていた。でも、こんなことができるのも冬だけだろうw



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お茶請けは菓子ではなく、なんと温泉たまごに塩(笑)。地味に嬉しい。風呂上りのビールのツマミとして美味しくいただきました。この温泉たまご、フロントで大量に売られてましたよ。確か一個何十円とかだったような?



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部屋で一息ついたら、さっそく温泉に向かいました。松楓荘には男女別の内湯と混浴の露天風呂、そして宿の目の前の松川渓谷を吊り橋で渡った対岸にある名物の洞窟岩風呂(混浴)の三つの浴場がある。その名物でもある洞窟岩風呂が目的で来たのだけど、あいにく工事中の立札が…。清掃でもしているのだろうか? 仲居さんの話では間もなく入れるだろうとのことなので、とりあえず男女別の内湯へ。青白く濁った湯と鼻を衝くタマゴ臭に濃厚さが窺えた。



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源泉温度が高いので、仲居さんに教わったように備え付けの湯もみ棒でお湯を底からかき混ぜる。その上でしっかりとかけ湯をして身体に熱湯を慣らしてから温泉に浸かる。熱い。熱いけど加水されているためか入れない湯温ではない。寒い季節には、このピリッと辛い熱めの温泉が気持ちいい。意外と深めな浴槽に身体を浮かせながら高い天井を見上げると楕円形になっていて、隣の女湯と繋がっている。その女湯とは大きな岩で仕切られていて、いい雰囲気の浴室だ。あまりの居心地の良さに、思わず出たり入ったりを繰り返し長湯をしてしまった。もちろん独り占めだったこともあるけど(笑)



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続いて混浴の露天風呂に入ってみた。脱衣所は男女別で浴槽に出れば一緒だというタイプだ。写真手前のパイプからはドバドバと水が流されていたが、それでも熱めのお湯は内湯同様に成分の濃さを感じられた。



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ちょいと立ち上がって下を覗けば、松川渓谷の清流が覗える。



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何より、山肌を眺めながらの湯浴みが気持ちいい。紅葉も綺麗だったろうけど、初冬の雪景色も旅情をかきたてていいものだ。



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さて、お待ちかねの夕食だ。先ずは冷酒で乾杯♪



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献立は豚肉のすき焼きをメインにした山の幸で、出来合いのものではなくどれも美味しかった。酒とご飯がすすみ食べ過ぎた(笑)。



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そしてこの日特別に出されたのが、豚汁ならぬ熊汁(笑)。いつも出されているわけではなく、たまたまこの日に熊肉が手に入ったので出してくれたそうだ。その熊肉は意外にもとても柔らかく、匂いやクセもなくて本当に美味しかった。ちなみにこの熊肉は、この辺りで捕れたらしいw



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食事の後は工事中だった洞窟岩風呂が解禁になっていたので、お腹が落ち着いたところで行ってみた。ここに来たら名物の洞窟岩風呂に入らないとね。



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吊り橋は思いのほか揺れる。そして雪が降った名残りと冷たい外気でうっすらとシャーベット状に凍っているために足元が滑る。



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吊り橋の上から。暗闇の中、宿から漏れる明かりに浮かび上がる渓谷。そしてその先にある洞窟岩風呂の明かり。



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たどり着くと、まさに洞窟の中に湯船があった。辺りの暗さも相まって神々しくさえ見える。



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中まで来ると、実際に洞窟部分は湯船の半分くらいで、半露天のような作りになっている。とはいえ寒い外にいることには変わりないので、そそくさと浴衣を脱いで内湯同様に湯もみとかけ湯をしてお湯に浸かるが、これが熱いのなんのって。湯船の中で拳を握ってジッと耐える感じ(笑)。



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それでもしばらく耐えていると身体が慣れてくる。お湯は白濁した内湯や露天風呂と比べると随分透明だ。宿のHPや色んな方のブログの写真を見るとこの洞窟岩風呂の湯も内湯同様に青白く白濁していることから、きっと先ほどまで工事中の立札が立っていた間に湯抜き清掃が行われたのかも知れない。



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自分の浅い知識では、にごり湯は始めから濁っているわけではなく、その豊富な温泉成分が空気に触れることで化学反応を起こし、時間が経つにつれて濁るのだとどこかで聞いた。曖昧で浅はかな知識なので定かではないが、これまでの経験上でもそうだった。なので普段はにごり湯なのに透明な湯なのは、それだけ入れたてのフレッシュな温泉で鮮度が良いということだろう。お湯に舞う大量の湯花が、源泉の濃厚さを物語る。



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ジンジンくる熱さに耐えて、洞窟の入り口を向いて座る。洞窟の入り口からは漆黒の空しか見えない。それがいい。今自分は神秘の中にいるのだ。なんて言うと大袈裟だけど、その気にさせる雰囲気だ(笑)。湯船の縁に腰かけて、火照った身体を外気で冷やす。するとたちまち寒くなってまた湯船に身を沈め夜空を仰ぐ。それを繰り返す。



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ふぅ~。すっかり堪能させていただきました。



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館内に戻ると、宿の飼い猫が「ア~オ、ア~オ」と泣きながら館内を徘徊していた。友達や恋人はいないのかな? 相手をしてあげようと手を差し伸べても、その手を避けて行ってしまったよ。誰かに似ているね。誰かは知らんけど(笑)。



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翌朝も早起きして洞窟岩風呂へ。



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見よ、このロケーション! 自分は渓流沿いの温泉が好きなのだと改めて思う。そして渓流沿いの温泉にはハズレがなくどこも本物だと。



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そこは人と自然が共存してると言うか、温泉文化が自然と融合してると言うか、お高い旅館やリゾートホテルの綺麗で大きな露天風呂では決して味わえないダイナミックな自然の息吹を温泉を通じて感じることができるのがいいのだ。この温泉に浸かれば、否応なしに自分が今ここにいることを実感できるだろう。ちょっとリッチにリゾート気分に浸ってリフレッシュするなんていう旅行とは訳が違う。



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旅とは、いかに自分がその場に溶け込めるかが肝心だ。なんて偉そうに戯言をのたまってるけど、要はこの温泉が最高なのである(笑)。



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温泉にばかり入っているとお腹が減るもんだね(笑)。昨夜と同じ食堂での朝ご飯。



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シンプルにして必要十分な朝食。ご飯と白菜の味噌汁が身に染みてウマイのだ。



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チェックアウトして宿を後にするのが名残惜しかった。できることなら2~3泊してゆっくりしたい宿だなと思った。再訪するなら、やはりまた雪の降り積もった冬場がいいな。

帰りのバスは、来た時に声を掛けてくれた運転手とは違う人だった。




















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■備考
単純硫黄泉(硫化水素型)(低調性弱酸性高湯)61.1℃
源泉掛け流し(源泉温度が高いので加水しています)
24時間入浴可(この日は内湯が深夜は入浴できませんでした)
洞窟岩風呂は17時から19時までと10時から12時まで女性専用時間帯になります。




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岩手 大沢温泉 自炊部

2012-12-07
■訪問
2012年11月下旬 一人泊 ビジネスプラン朝食付き @3750円 +こたつ315円、ストーブ630円

■アクセス
東北新幹線北上駅乗り換え、東北本線花巻駅より新鉛温泉行き路線バスで約30分、大沢温泉下車。時間によっては無料のシャトルバスがあるようです。




紅葉シーズンの混雑を避けて、葉が枯れ落ちた山の木々を眺め冬の訪れを感じながら静かに温泉に浸かって物思いに耽るのもまた一興かな? と、バスを降り立つと辺りはうっすらと雪化粧を纏っていた。何日か前に降り積もったものだろう。



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今回訪れた大沢温泉は、ホテル並みに大きくて綺麗いな山水閣、茅葺き屋根が風情のある菊水館、昔ながらの湯治場の雰囲気を残す自炊部の三つの施設からなっていて、川に面した開放的な混浴の露天風呂「大沢の湯」が有名なんだそうだ。そしてここの自炊部というスタイルに興味があったこともあり自炊部にお世話になりました。お値段も一番リーズナブルだしね。



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通された部屋は廊下と襖で仕切られただけのシンプルな八畳間。部屋にカギなんてありませんよ。内からフックをかけられるだけです。ほんと湯治をする際に寝泊まりする為だけの部屋って感じだけど、地デジのテレビや空の冷蔵庫にコイン式のガスコンロなんかもあってまったく不便さは感じない。自炊部というともっと狭くて暗くて陰気なイメージだったけど、窓の外には川が流れていて、その向こうには茅葺き屋根が立派な旅館部の菊水館が見えたりして眺めも良く居心地がよかったです。部屋にもよるだろうけど。

ここで大沢温泉自炊部の料金システムを紹介しておくと、基本の宿泊料に浴衣だの布団だのと使いたいアメニティの料金をプラスしていく積み上げ算方式となっています。ちなみに今回は浴衣や布団などの基本セットと朝食が付いたビジネスプランを利用したので、炬燵とストーブを別料金で追加使用しました。



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んで、こちらが自炊部の見取り図です。温泉に入る前にまずはどこに何があるか把握しておこうと、館内の散策に出かけました。なんせこの大沢温泉には全部で7つ、自炊部客が利用できる浴場だけでも4ヵ所ありますから。



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ふむふむ、右へ行くと橋を渡って菊水館にある南部の湯ね。まっすぐ行くと混浴露天の大沢の湯かあ。



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おお、さすが自炊部! 立派な炊事場が完備されていますね。自炊をする方はここに食材を持ち寄って自分たちで調理する訳ですね。明るく綺麗で設備も整っていました。ここで自炊客同士のコミュニケーションがあるのかな? 作った料理を分け合ったりして。そういうのもいいね。残念ながら今回はそんな心温まる触れ合いはなかったけど(笑)。



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こっちに行くと男女別内風呂の薬師の湯ですかあ。写真には写ってないけど廊下に面して部屋がずら~っと連なっていて、木造家屋と相まっていい雰囲気を醸し出してます。ただ客室との仕切りは襖や障子一枚なので、歩くほうも気を遣って静かに進みましょう。とくに夜は部屋の前を人が通ると足音がかなり響きますからね。



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お、レトロな雰囲気の売店がありましたよ。ここを真っ直ぐ行くと山水閣にある大浴場の豊沢の湯ね。この自炊部は、館内の湯めぐりや売店を利用するには位置的に一番良いですよ。



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そして見よ! このコンビニ並みの充実っぷりw



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売店にはお土産物の他に生活雑貨やちょっとした食材にカップ麺なんかも売っていて、自炊をしなくても不自由しませんね。夜食のカップ麺と冷酒を買いました。



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こんな駄菓子の詰め放題もありましたよ。



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一旦外に出て菊水館に向かう橋の上からは



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大沢温泉名物の混浴露天風呂が丸見えです(笑)。おっちゃんが入浴していたので見えないようにこの角度から撮らせていただきました。さあ、戻って自分もあの湯に入りましょうかね。



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外から見えた通りの、なかなか開放的な露天風呂です。脱衣室なんてものはなく脇に棚があるだけなので、服を脱いだり着たりする姿まで向かいの菊水館と橋から丸見えですね(笑)。一応女性用に小さな脱衣室があるみたいだけど、女性にとってはかなり厳しい環境でしょうね。辺りの暗くなった夜20時から21時までは女性専用の時間になるようなので、女性はその時にチャレンジしてみては?



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ふうぃ~♪ はるばる大沢温泉にまで来たからには、やっぱこの露天風呂「大沢の湯」に入らないとね。肝心のお湯は無色透明のアルカリ性単純温泉で、お湯に顔を近づけると若干の温泉臭がしました。硫化水素の匂いなのかな? 湯温も適温に保たれていて肌に馴染んで気持ちいいです。人の視線さえ気にしなければ、湯気の向こうに正面にある菊水館の茅葺き屋根やその奥の山の景色が温泉情緒を掻きたててくれますよ。



ここで、滞在期間中に巡った館内の他の浴場も紹介しておきましょう。写真は人がいて撮れなかったり、撮っても湯気で真っ白だったりしたので、宿のHPより拝借しました。


※宿のHPの写真より
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先ずは旅館部の山水閣にある「豊沢の湯」。ここは山水閣自体がホテル並みの施設なので、豊沢の湯もホテルの大浴場って感じでした。宿のHPの写真だと半露天だけど、冬季なのでガラス窓で塞がれてました。


※宿のHPの写真より
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お次は橋を渡って菊水館にある「南部の湯」。こちらは木造りの小さな浴場です。


※宿のHPの写真より
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こちらは自炊部にある内湯の「薬師の湯」。ここはとても気に入りました。タイル石が敷かれた浴室に熱めと温めに分かれた小ぶりの湯船が2つあり、天井も高くてどこか共同浴場のような雰囲気が寛げましたよ。人気の混浴露天風呂は常に賑わってるし、ここは落ち着いて長湯ができますよ。



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一通り湯巡りしてお腹も空いたので晩御飯にしましょうか。自炊部宿泊とはいえ、自炊するのはちょっと…という自分のような面倒臭がりの方はご安心下さい。このお食事処「やはぎ」で食事することができますよん。定食や丼物や蕎麦などはもちろんのこと、一品料理もそこそこあって、店内の雰囲気も含めて軽い居酒屋のようですよ。館内に居酒屋があるなんて素敵すぎる(笑)。営業時間は17時から21時がラストオーダー。ちなみに朝とランチタイムもやっていて、朝は予約者のみに朝定食が出されます。



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旅館内のちょっとした食事処と侮るなかれ! これがなかなかウマイんよ。無料で取り放題のお新香にイカのお刺身とゴボウのカリカリ揚げで冷酒をいただきつつ、シメは天ざる蕎麦! なんと十割蕎麦ですよ。わさびではなくもみじおろしや大根のしぼり汁を薬味にして食べるのが変わっていて美味しかったあ。



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部屋に戻って一休み。さすがに木造で襖仕切りの部屋はストーブを点けてもなかなか暖まらないので、従業員の方に教わった裏ワザで広縁にあるガスコンロを囲む反射板を使ってストーブの熱を座り位置の一点に集中(笑)



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反射板は、もとはこんな感じw



夜になっても混浴露天の大沢の湯は人で賑わっていて、その間にまた薬師の湯を堪能しつつ、時間を見計らって空いた大沢の湯で寛ぎました。夜の露天風呂って風景が見えないからつまらないものだけど、目の前にある茅葺き屋根の菊水館からもれる客室の明かりがいい雰囲気でしたよ。



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朝ご飯はいたってシンプル。



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今回は自炊部に宿泊しましたが、自分のように自炊をしない人でも何の準備もなく気軽に泊まれますね。温泉に売店に食事処と充実していて、自炊部の佇まいといい泊まっててとても楽しかったです。ただ、三錬からなる大型施設な為に部屋数も多く、人気の宿だけあって平日にも関わらず賑わっていたので、静かに寛ぎたい人は旅館部の山水閣か菊水館に宿泊することを薦めます。意外と若い人が多くて少し騒がしかったから(笑)。さすがに夜中まで騒ぐ人はいなかったけどね。















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■源泉
アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
源泉掛け流し、加水加温なし、必要最小限度の塩素系消毒あり。山水閣「豊沢の湯」のみ一部循環ろ過。

大沢の湯>夜は0時半まで。朝は5時から。
豊沢の湯>24時間
南部の湯>夜は21時まで。朝は6時から。
薬師の湯>夜は0時まで。朝は6時から(朝に清掃時間あり)

■備考
記事では自炊部を紹介していますが、他にも大沢温泉には茅葺き屋根の旅館部「菊水館」と、リゾート旅館のような「山水閣」の二つがあります。プランも充実しているので、ニーズに合わせて選んでみては。古い温泉旅館の風情を味わいたい方には自炊部がおすすめ。
大沢温泉 自炊部(じゃらん)
大沢温泉 自炊部(楽天トラベル)




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